プラス・スパイラル・フレーム

先日は大学の友人の結婚式だった。

一緒に参列する友人と披露宴でギターでもって歌を届ける予定となっている。「腰が重い」とでも言おうか、お祝いする気持ちも、当日を楽しみにする気持ちも充分にあるのだが、この寒い中、アコーステックギターを抱えて街に繰り出すのは、ぶっちゃけ相当気が重い。何せエレキギターのソフトケースと違い、ケースを肩に担ぐことができず、また取っ手が硬く、寒い野外では持つ手がちぎれそうなのだ。。。

しかし、披露宴でなんとか披露し終え、喜んでくれているご本人や友人を見ると、そんな思いも吹き飛んだ。準備や練習などで、それなりのエネルギーを消費した感があったが、友人やその伯父さん(披露宴を一番楽しんでおられた、いわばMVPだ)の楽しそうな顔に報われた思いだ。

ちょうどチャペルの式では。神父さんが「お米をまいたら秋にはたくさんのお米が(刈り取られることによって)返ってきます」との例をあげながら、「良い種をまきましょう」との話をしておられた。

今回の披露宴での余興は、当然のことながら見返りや報いを求めて動いたのではない。人生の大事な日を演出するのに少しでも手伝えることがあれば、との純粋な気持ちが原動力だが、そもそもそんな考えができるようになったきっかけは、大学の時に私が結婚するにあたり友人達がサプライズなお祝いをしてくれたことだ。こっそり準備してたんだろうな、と思ったのと同時に「こんなにステキな友人は本当に大事にしなきゃいけない」と思ったのだ。

きっちり因果なことに当時お祝いをしてくれた友人達が、今回結婚することになった友人だ。その友人からしてみれば、今回はあながち「刈入れ時」と表現できなくもないだろうか。

前述の「欲すれば与えよ」にしろ、会社のある人達の間で最近話題になった「ペイフォワード(同名の映画にある人から受けた厚意を別の人へ展開すること)」にしろ、どうも「プラス・スパイラル」を軸とする考えをよく目の当たりにする。精神的に不健康になりつつあるサインなのだろうかと自分でも心配してしまう。寒い師走の中で、すっかり頭も冷め切ってしまったのだろう。

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