欲すればぁ

欲すれば与えよ。

中国の古典の言葉らしいが、だいたい何かに行き詰った際に思い出すようにしている(行き詰まるのは、したいことができない時が大半だ)。人のことが知りたければ、まず自分のことを知ってもらう。情報を集めたければ、まず発信源になる。優しくして欲しけりゃ優しくしてやる、甘えたければ...少々それてきたのでこれ以上の例示は必要あるまい。

ただ行動指針としてではなく、この考えは非常にプラス思考である。

面倒な雑用をさせられても「雑用を減らしたければ、まず引き受けよ」と考えられるのだ。若いうちは人の嫌がる仕事を進んで引き受けよと、どっかに書いてあった。こんなこと書いている時点で、今は精神的に健康な状態にあるのかも知れない(ヘコんでたら、まずこんな日記書かない)、しかし少なくとも気が滅入ってしまいヘコんでいる時間は、この考えで多少引き伸ばすことはできるかも知れない。

どんな面倒なことでも「仕方ない、まず与えてやるか」と思う(口に出して言ってはならない、エラそうだ)ようにすれば気が休まるからだ。

欲すれば忘れよ。

これは引用でも何でもない、私が常々意識していることだ。与えるどころか欲求の対象物に対して、できるだけ無関心を装う。通常、何かしら提供した結果として得られるもの(金とか愛とか)に対する見返りを一切求めず(求めるふりをせず)、一心に提供し尽すと、意外と本来欲していたものが得られるのではないだろうか。

社会貢献、公共性を最優先すると知らん間になんか儲かっている。モテたいことを忘れて、好きなことに没頭すると人としての魅力が増す。などがあろう。目的と手段を履き違えるのを防いだり、見かけ表面上のハウツーに溺れたりしなくなると思うのだが、いかがだろう。

2

家中が沸いた日

ケトン、ケトン。

昨晩、夜中に聞こえるは、まるで水がしたたるような音。キッチンの蛇口の閉め具合が悪かったか、妻がメールでも送信しているのか、そんな風にしか思っていなかった。「いや、妻はもう寝てるしなぁ」なんて楽観は、自分でのある「気付き」によって覆された。

そうだ、フロを追い炊きしていたのだ。 それも、、、2時間も前からだ!

慌ててダイニングから廊下へ飛び出す。10℃を切るはずの冬の夜なのに、廊下はダイニングよりも温かい。ムアッとした熱気が風呂場へ続く廊下から降りかかり、廊下の天井には水滴がしたたっている。そのまま風呂場へ向かい扉を開ける。

開けるなり湯気、いやもはや「蒸気」と呼ぶべき熱風に襲われる。サウナなんてもんじゃない、こもった蒸気が熱くて目も開けられない。いつもは「コッコッ」と追い炊きの音しか聞こえないはずが、浴槽が本当にゴーゴーグツグツいっている。すぐガスを切ったのだが、グツグツいっているのは、まさに沸騰に近い。く、空気が熱い。

どこか「手に負えない」事態になっていないだろうか。

ダイニングと廊下との間の扉は閉めたまま、換気扇と玄関を全開にして湯気を逃がす。廊下の水滴は手の届く範囲でバスタオルで吸収。浴槽のフタは熱で「ひん曲がっている」が、これはどうしようもない、応急対応としては完了だろうか。。。

否、まだだ。

自宅の換気扇は、浴槽とトイレが同じダクトを利用している、その足でトイレに向かうと、同じくさっきの熱風「第二波」に襲われる。なるほど廊下に逃げた浴槽の湯気は、全てトイレ経由だ。トイレは廊下よりもひどく、蒸気が天井で再度液化し滴り、床は「浸水」と呼べるレベルにまで達している。

「冬場も安心!お年寄りにはツラいトイレと風呂場のヒンヤリはこれで解決」

なんてね。

急いで吸水。他は、他に確認するところはどこだ。まだ湯気が逃げない、いっそのこと寝室を除いて家中を全開にするか、いや、万が一、火災報知器でも反応したら大変だ、たぶんしないが。玄関から外に逃がす方が、、、外だ。玄関から煙みたいに湯気が逃げてたら「通報」されるじゃないか!慌てて外に飛び出すと、幸い廊下灯の具合で湯気が大量に放出しているのは目視できそうにない。これで安心だ、湯気を逃がして冷えれば、ひとまず事態は収拾できる。家に戻ると、なぜか廊下がまたビチャビチャだ。なぜだ!あれだけ拭き取ったハズなのに。…oh、玄関を開けたために室温が下がり、逃げ切れていない蒸気の液化が加速している。天井も壁も水滴だらけだ。

「湿気に強い、日本の木造住宅。」

残念ながら昭和バブル期の鉄筋ファミリーマンションだ。

家が「呼吸」する訳ないだろうが。しかし、吸水作業さえ続ければ、なんとかなりそうだ...

今朝「昨日フロ沸かした?」の妻の声に起こされ、顛末を話した後、ひどく怒られた。

あまりの熱気に感じなかったが、まさに「ヒヤリ」な出来事だ。

いざ、ヒツジの家へ

以前、家族との間で「鹿」が話題になった際、娘が「鹿の家に行きたい」と申し出たため、今日は「奈良公園」に行く予定をしていた。

昼前にチャリンコで自宅を出発した直後「レンタカーを借りようか」と提案すると、娘も「(電車に乗るよりは)車がいい」と言ったため、マツダの新型デミオを12時間レンタル。車酔いしやすい妻と娘を乗っけてヒヤヒヤしながら阪奈道路から奈良に入る。車の中では「ヒツジ(鹿の間違い)のおうちぃ~」と娘は上機嫌だ。

口だけ大将な私にそっくりな娘は、「ヒツジ(鹿の間違い)にエサをあげる!」と豪語するものの、鹿が5mも近づくと泣き出す始末、「こっちくるぅ(泣」だとさ。こないだまでハトでさえ、同じように「こっちくるぅ(泣」って泣いてたんやもんな、鹿相手にエサなどやれる訳がない。妻が「鹿が、(娘と)仲良くなりたいなぁ、って思ってるんやで」となだめてみたが、それを聞いたのか聞かなかったのか、鹿が妻の方へ寄ってくると「ビャァ」と言って後ずさりしてる、妻よお前も必死か。

日中はまだまだ暖かく、紅葉も美術館(の無料コーナー)も十分楽しんだ。さらに私は久々にドライブ(しかも阪奈道路)を楽しむこともできた。さらには帰りに、大東市のニトリで妻が随分前から欲しがっていたクリスマスツリーを購入。

「120cm以上で圧倒感のあるものを」と希望する妻に対し、「小さくても多少高級感のあるツリーを」希望する私との間で、以前からモメていた。お互い納得の90cmのツリーと飾りを数点購入。さらに鶴見のジョリーパスタでイタリアンな夕食をいただいて帰宅。

まーステキなリフレッシュじゃございませんか。帰宅時には娘に多少の疲れが見れるものの、親子3人とも大満足の行楽なんて、そうそうあるもんじゃない。さ、ビールでも飲んで(初めてのレンタカー行楽だったので、夕食時に「呑めない」ということに気付き残念な思いをした)、フロ入って寝っか。

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