11月
2006
釣銭バトル
レジで代金を支払う際、「いかに財布の中の小銭を減らせるか」にこだわり、日々邁進している。私は決して暗算が得意な方ではない(むしろ苦手中の苦手だ)。それでも、あの店員との短いやり取りの時間の中で、自分の財布にある各コインの枚数と、提示された金額を元に、素早く華麗な支払いを目指すものだ。
提示された代金に対し、私があたかも財布のあるコインを全部出したかのような支払い方をする。「えっ?」という表情が隠せない店員。しかし面倒そうに、レジに受領金額を入力すると、お釣りが「555-」と表示され、店員の表情が戸惑いから、ある種の尊敬へと変化する。 これはもう最ッ高ーの瞬間だ。
しかし、ミスってしまうとこの上なく恥ずかしい。支払いに10円玉3枚とか混ぜているのに、勝手に10円玉を幾つか返却されたりして、これ多いですよね、といわんばかりの見くびった表情を見せられた時の「やられた」感とハズカシさといったらない。
先日、駅によくあるドラッグストアのチェーン店で、感冒薬とハンドクリームを購入した。この日の釣銭バトルは、今までにない展開を見せた。
レジにて控える店員は、40代くらいに見える女性だ。薬の調合もできるのだろうか、白衣をまとっている。パッとしない表情と、声の小ささから、随分自信なさ気な様子が伺える。「肉体疲労時の栄養補給云々」か何か飲んだ方がいいんじゃないだろうか、と思うもバトルの前に相手にドーピングされるのもマズい、口に出さず小さく深呼吸をして背筋を伸ばす。
代金の末尾は「76円」である。財布の小銭を数える、6円はない、代わりに1円玉をひとつ手に取る、10円玉は4枚入っていたから、3つを加える。100円玉も1つ追加で必要だ。「131円」これでどうだ。きれいに55円の釣りにならないか。 案の定、店員は固まっている。あ、どっか間違えていたか、そういや薬剤師ってめちゃ理系じゃないか。計算とか私より得意なハズなんだろうな、なんか中途半端な出し方をしてしまったろうか。双方黙り込んでしばらく経つと、店員は自信なさ気な表情をピクリとも動かさず、驚くべき言葉を口にしたのだ。
「~76円なので、あと10円玉4つください」
うひゃー。
それあったら出してるって! てか、6円出してないんだから80円いるでしょうが!
くそ、負けてないのに後味悪いぜ。
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すげぇや。釣り銭の芸術やぁ~
私なんぞ、レジのおねーちゃんがかわいかったら、小銭があるのに、わざわざおつりをもらうために札を出してしまうという小心者です(^_^;)
なんで彦摩呂やねん、文字やと判りにくいねん。
かわいいレジのおねーちゃんと
一戦交えるのも、これまた一興。