8月
2007
「1」の魔力
先日いただいたゴルフクラブを下げて、ゴルフ練習場のデビューを果たす。
大学の授業で2、3回体験したことのある程度で、ほぼ初めてに近い状態なので7番アイアンのみで、100球ほど叩く。50球ほどすると、どうも自分は右寄り1時の方向に打球が傾くことを感じ始める。4球に1球がボテ、残りが全て1時の方向に飛んでいくのである。これはかなりの確率だ、というか飛んだ場合には、ほぼ1時と見て間違いがない。
そこで、私はあることをひらめく。
11時の方向を向いて11時の方向に打てば、見事真っ直ぐ12時の方向に飛ぶのではないか?
うはー、我ながら天才だ。
立ち位置を「5時-11時」を結ぶ線上にずらす。ボールの位置はそのままだから、そこを基点にして立ち位置を回転させるような格好だ。長方形の人工芝を対角線に近いラインで振り抜くことになろうか。あとは、今までと同じようにクラブを振るだけだ。ゆっくり、いつものとおり。ただしラインは対角線。。
パシュコーン。
見事、打球は「1時」の方向に飛んでいく。
驚く以前に爆笑、ツッコむ言葉も浮かばない。
正直、この場合に11時方向に真っ直ぐ飛んでいくのはあると思ってた。ダーツでも20点を狙うと1点に刺さり、ならばと1点を狙うと1点に刺さる一種の「磁場」が存在することは身をもって体験している。しかし、これでも1時方向なんてことは想像もしていなかった。きっと、どこかが歪んでいるのだと思い、手首を疑ってみる。打ち抜く際に手首をひねっていたとしたら、打球面が右に開き、それゆえ1時方向に流れるのは十分に考えられるからだ。
そこで、打つ際にどれだけひねっていたとしても衝突面が真っ直ぐを向くように、めイッパイ逆さにひねった状態でクラブを握ってみる。衝突面は、愚かにも「私」の方を向いて金属らしい光りを発している。いやん、お願いだからこっちに飛んで来ないで欲しい。知らぬ人が見れば「こいつ打つ気あるのか」という疑われかねない。周りの人よ、あまり見ないで欲しいフザけてる訳じゃないの。
それ。
ペコーン。
いやはや、すばらしい。やっぱり打球は「1時」の方向に飛んでいく。
もうここまでくれば「想定内」だ。驚きもしないが、もう笑いが止まらない。これはある意味すごいことだ。立ち位置や手首のひねりといった要素を全く無視して1時に飛んでいくのだ。これはもう、心理的にアンカリングの状態にあるか、もしくは、それこそもう物理的に吸い寄せられているようにしか思えない。どちらにしても驚異的なパワーだ。
退社後、クラブケースを購入してきた、これで来週朝にもう一度練習に行くぞ。
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