仕事で部分最適解に苛まれることが多い。まるで重力のような外的圧力に流され、部分最適解にばかり落ちていく。ひとつはロケーションに関する局所の落とし穴。(想像も容易だが)人、部署、組織、地域、国のように隔たりある個の間におけるwin-winの獲得の難しさ。もうひとつは時間軸に関する局所の落とし穴で、「今が良ければすべて良し」という先見なき現在至上主義。どちらも、放っておけば知らずのうちに部分最適解に着陸するだけなのだが、相手を(もしくは未来を)含めた最大公約数を狙うには、想像を絶するエネルギーが必要な気がしてならない。私自身は、このベクトルにどう抗うべきなのか。さらに進めて、自己にとっての他者をどう導くべきなのか。
前者のロケーションに関する疑問には、大学ん時のゲーム理論のテキストを読み直してみるなどのアプローチをしてみたが、それより早く、EU(欧州連合)をはじめとする、地域共同体での国家間協力と自国保護の均衡という問題を発見、ロールモデルとして仮設定してみると見通しが良くなってきた気がする。政治のお勉強など全く素養(そして興味)がないのだが、何かしら自身で納得できる答えが見つかる予感がしている。てか誰かそのへん咀嚼しておせーて欲しい。
後者の時間軸上における疑問は、よくよく考えてみれば難しい問題を内包している。つまり未来までを対象とした最適解は刻々と(というよりウニョウニョと)変化しており、未来を予測できることが前提となってしまうことだ。もう「想像力を働かせてね」と言い切って終わりにするか、もしくは、変化することを前提として解ではなく、メタの解法のみを決定すること(例えば、現時点でスケジュールを確定させるのは難しいため仮決定としておくが、「毎週見直す」というルールだけを確定させる)、今の私には、この二つしか思い浮かばない。
最後に、個々が部分最適を目指し行動する中で、どのようにして最大公約数へ導くか。これは、部分最適と全体最適が二項対立ではなく両立するか、とも言い換えられる疑問だ。こっちもまたまた難儀な疑問にぶち当たってしまったのだが、同じく大学ん時に触れた自己組織化というキーワードを思い出した。確か複雑系でも「創発」という概念があった、このあたりが糸口にできるんではないだろうかという期待が強い。納得のいく答えが、ネット上にコロッと落ちていたりするとうれしい。