起業家の本質
ウィルソン・ハーレル 西川 潔 板庇 明
英治出版
起業家の本質(Amazon.co.jp)
後半に、TQMが効果を挙げるものの長続きしない事例が多数あることを挙げ、起業家精神の欠落していると指摘する場面がある。起業家精神をオーナーシップと言い換えている。なるほど、良いことであるのに長続きしないという事例はTQMに限らず、組織の中に無数に存在することは想像に難しくない。金銭的に限らない報奨や評価の仕組みで、モチベーションとオーナーシップを、一言で言うなれば起業家精神を暗黙的に維持し、成功した事例が紹介されていた。
意味どおり会社を起こす意味での起業と、後半に紹介されているオーナーシップの話。うまく表現できないが、この2つが交わる部分に、著者の主張の奥深さが感じられた。そこへきて始めて、表紙の裏に書かれた
企業にとって「本当に」必要なものは何かという論点が見えてきた気がする。今後折りに触れ何度か読み返したい。
