2007年6月アーカイブ

ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則

ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則
デビッド アレン David Allen 田口 元 
二見書房
ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則(Amazon.co.jp)

GTD(Get Things Done:「仕事を成し遂げる」とでも訳せようか)という流行語の生みの親とも言うべき書籍。乱暴に一言で言えば、要はTodo管理を毎日の仕事のリズムとして体系的に組み込むことで、兎にも角にも仕事を進められることに主眼を置いた自己管理手法だ。

信者になって本格的に取り組むのが成功への近道なのだろうが、どうもこう暑苦しいやり方は私の性に合わない。かと言って、見真似でエッセンスだけを取り込もうとしても、その恩恵を預かるばかりか、かえって自己管理負担が増大してしまうオチとなってしまうのだろうと想像に難くない。

本当に意味のある仕事であることが確信できれば、こうした手法を用いて仕事をシステム化(コンピュータシステム化ではなく制度・仕組み造り)してしまえば、頭を悩ます数々の雑多で煩わしい悩みの多くは解決するのだろう。そう、これに取り組むには、それぞれの仕事の生み出す価値、時間を割く意味を十分に吟味しておく必要があるのかも知れない。

先述の通り、私はこうした自己管理がニガテだ。(本書のように、本文に書き手が太字で強調箇所を乱発する書籍もニガテだ。)しかし、なかなか考えさせられる箇所は大いにある。

あなたは気づいているだろうか。「仕事」が変わっているのに「仕事のやり方」が変わっていないことに。(日本語訳解説「GTDとは」より)

ズキュン、ぐはっ。である。仕事そのものをリファクタリングしていくようなものが必要なのだろうな。本書は、日本で有名なブロガーである「百式」こと田口元氏が翻訳されたというのも興味深い。

若者はなぜ「会社選び」に失敗するのか

若者はなぜ「会社選び」に失敗するのか
渡邉 正裕 
東洋経済新報社
若者はなぜ「会社選び」に失敗するのか(Amazon.co.jp)

この本には入社前に出会いたかった、たとえ今と同じように同じ会社に就職したとしても。

入社3年までに3割の新入社員が辞めていく時代にある。この本では、第一線で活躍する社員200人に500時間もの取材を実施し、会社選びの材料となる情報を収集し独自の分析を加えられている。詳しくは、広報的立場では一切クチにできないような生々しい声とともに、報酬、福利厚生、評価制度、雇用の安定性などから、勤務時間、助成の活用度、人間関係、成長キャリアなどの基準で多くの企業が分類されている。

人生の大きなターニングポイントである「会社選び」は、他の人生での一大イベントと同様、その選択材料は、あまりに多くの次数をはらんでいる。あれもこれもと会社に望むのは「理想高過ぎ」であって、「どの基準軸を優先させるか、という基準」を自分の中に展開しておく準備が必要になる。さらには、自分の年齢に合わせて変化してくるであろう基準を見据えて、何歳から何歳までは、こういったことを優先して会社を選び、その後はこの基準で転職によって会社を選びなおす。といった戦略を立てることができれば、その時に合った会社で、最も効率良く自己を充実させていく道筋も描けてくるのではないか。

この本では、いわゆる「やりたいこと」の有無は切り離されている。というより、それは既に決まっていることが前提になっている気もする。「やりたいこと」をどれだけやり易い環境下でやれるかが主眼となっている。

機会があれば(?)、また適宜読み直したい。

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