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20代のいま、やっておくべきお金のこと

20代のいま、やっておくべきお金のこと
中村 芳子 
ダイヤモンド社
20代のいま、やっておくべきお金のこと(Amazon.co.jp)

ファイナンシャル・プランナーである著者の教科書的一冊。「お金のこと」とタイトルにあるが金欲に目をギラつかせた「金持ち本」を想像してはいけない。無駄遣いの排除から勧める非常に堅実な書だ。冒頭で、前輪を「仕事」と「貯金」、その後輪をそれぞれ「収入」と「運用」とする4輪のバランスを掲げ、前半をお金の考え方から貯蓄、後半が運用や自己投資について列挙され、偏らない内容と運用への素直な導入が嫌味さを感じることなくスッと頭に入ってくる。もちろん、住宅ローンや保険などに対する基本的な考え方も広く網羅されており、また極端な見解ではなく、ファイナンシャルプランナーであれば誰でも同じことを口にしそうな「標準的」な内容だから、教養としてもストックできる内容だ。

純粋にお金に対する向き合い方を考えたい人にも、資産運用の足がかり的一冊にも対応できるから、20代はもちろん、お金のことは一切他の人に任せてきた人など何歳だろうが読める内容だ。とても良い本だと思う。

サラリーマンは2度破産する

サラリーマンは2度破産する
藤川 太 
朝日新聞社
サラリーマンは2度破産する(Amazon.co.jp)

資産計画についての内容を、タイトルどおりサラリーマンに向けて分かりやすく書かれている。おすすめしたい。

お金に関するちょっとした知識や関心は、その後の人生における豊かさを大きく左右すると本当に思う。お金は人間にとっての血液のようなものだ、とはよく言ったもので、体内を循環するそのメタファーもそうだが、人間は血液が必要不可欠だけれども、決してを求めて生きているのではない。これからまだまだ続く人生の中で、もし貧血を起すようなことがあるとしたら、それはどういった原因によるものだろう。
読後感としては、タイトルのとおり若干不安を煽りすぎな印象を受けるが、全体のながれとしてはきちんと、浪費を控えることから始まり資産を運用することへ繋がっていくので、クセの強くないフラットな内容な感じがする。逆に、万人向けの内容のような気がして、個人的にはインパクトを受けるようなものがなかったのが若干残念。20代のいま、やっておくべきお金のことは、さらに分かりやすく、ホントに20代(就職したらすぐ読むぐらいでもタイミングとして良いと思う)の人にはオススメ。今日の日銀利上げ見送りのニュースに全く関心がない(てか知らない)とか、証券取引とかやってみたい人とかは読んでみるとよいかも。

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